HIU公式書評Blog

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堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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文芸・評論

HIUメンバーがおすすめする小説12選

・『挫折を経て、猫は丸くなった。: 書き出し小説名作集』 挫折を経て、猫は丸くなった。: 書き出し小説名作集 作者: 天久聖一 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/06/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る bookrev.horiemon.com ・『…

人生は限りあるものだということを忘れている人へ『人生でほんとうに大切なこと』

本書はがんと告げられた患者と、その患者の心のケアを専門に行っている精神腫瘍科の医師の話だ。がんになることは誰も望まないけれど、それによって起こることすべて不幸とは言いきれませんという言葉が心に残った。命の起源を言われて初めて人間関係など自…

お肉の話だけじゃなかった!『ヴェニスの商人』

『ヴェニスの商人』著者:シェイクスピア、訳:福田 恆存(新潮社、1967/10/30) 古典を読むには体力を使うと思いました。マラソンと水泳では使う筋肉が違うように、日頃の読書とは違う筋肉を使っているようでした。また、「船が沈んでしまった」という表現も…

千原ジュニアワールド全開「すなわち、便所は宇宙である」 著者 千原ジュニア(扶桑社)

お笑い芸人、千原ジュニア。 彼の家のトイレには一冊のノートが置いてある。ジュニアはトイレの中で考えたことをノートに書いて、それを笑いのネタにしている。 この本では、実際のメモが記載され、それに対して千原ジュニアがその時考えていたことを書いて…

私は頭がよくなりたい 『現代用語の基礎知識 2017』自由国民社

私は頭がよくなりたい。自分の人生で出会った頭のキレる人、率直に凄いと思った人達に一歩でも近付きたいと思っている。 ただ、頭がよいとはどういう状態なのかわからなければ頭をよくできないと思う。なので様々な本を読んで自分なりに考えた。 頭がよいと…

何回見ても飽きないジブリ作品。その秘密とは!?『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』著者 川上量生(NHK出版新書)

「となりのトトロ」はこれまで(2017年1月現在)、15回の再放送が行われているが、いまだに根強く人気がある。15回目でも14.2%の視聴率があった。一体ジブリにはどんな秘密があるのだろうか。ドワンゴの会長の川上氏が、ジブリのプロデューサーである鈴木氏の…

『挫折を経て、猫は丸くなった。』

この作品は「書き出し小説名作集」です。 こう聞くと「書き出し小説って何?」と思うかもしれません。 「書き出し小説」とは、架空の小説の冒頭一文だけを書いたものです。 つまり、それ以降の物語は読者自身が考えることになります。 想像することが好きな…

『えんとつ町のプペル』作 西野亮廣

「えんとつ町のプペル」作 西野亮廣 今何かと話題となっている絵本「えんとつ町のプペル」。この絵本は子どもは勿論大人も楽しめる内容となっています。 何と言ってもまずイラストがとても美しい!このイラストのためだけでも欲しくなっちゃうのですが、スト…

西野亮廣流クラウドファンディング活用法とは!?『Discover Japan 2017年 02 月号』

Discover Japan(ディスカバージャパン) 2017年 02 月号 (特集:西野亮廣) 「薬物」、「ひき逃げ」、「不倫」、「女子高生との同棲」そんなことは全くしていないのにも関わらず、毎日のようにyahooニュースに載る男、それが「おもしろ絵本作家西野亮廣」である…

『大国の掟』

最近のビジネス雑誌でも取り上げられている「地政学」という学問を知っているだろうか。歴史や政治にあまり興味のない私だが、地理×戦略という新しい学問にこの本で知り、一気に引き込まれた。この学問は日本での研究は活発でないものの、海外では外交戦略や…

『愛と美について』

「兄弟、五人あって、みんなロマンスが好きだった。」 この一文から始まる「愛と美について」は、太宰治全集2に収録されている約50頁弱の短いお話です。 ある家族の何でもない日常の話なのですが、この家族、所謂「文学一家」というやつで、暇さえあれば家族…

『幕末純情伝』 著者 つかこうへい

この作品は約30年前に世に出た作品です。著者であるつかこうへいは、映画『蒲田行進曲』等でも有名ですよね。そんな彼が手がけたこの作品は、名前の通り幕末が舞台の、新撰組の話となっています。しかし、普通の幕末小説とは一味どころか二味三味も違う。な…

日本の現政権を考える一助に『総理』

あなたは、政治というものをどれ位理解しているだろう?「政治家なんて、自分の名誉のためにやっているんでしょ。」「権威が欲しいだけ。誰がやったって同じこと。」これらは、私がこの本に出会う前に思っていたことだ。この本の現政権の生々しい白熱したや…