このワガママな僕たちを
許してくれてありがとう。
なにかしら僕達にも
いいところはあるはず。
僕は君を、よろこばしたい。
君は僕を、よろこばしてくれる。
(本文抜粋)
銀色夏生さんといえば、『そして僕は途方に暮れる』の作詞者でも有名な現代の詩人です。
その言葉たちは優しく、胸にそっと染み込むような心地がします。
『このわがままな僕たちを』は、彼女が紡ぐ優しい言葉たちの結晶の集まりと言ってもいい詩集です。
日々の生活の中の、男女の小さな機微が詩の中にいくつも見つかります。
少し空いた時間に、この本をそっと覗いてみてください。きっといくつもの優しい言葉たちが、あなたのからだに優しく染み込んでいきます。