まだ名もなき書評Blog

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HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。

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直木賞受賞作『蜜蜂と遠雷』著者 恩田陸

小説

著者が、三年に一度開かれるピアノコンクールに4度も取材をし、12年もの歳月を掛け書き上げたとされるこの作品。

ピアノを愛する人、いえ音楽を愛する全ての人の心を打つ物語だ。

書店でこの本を手に取るとその分厚さに躊躇するが、一旦読み出すと、頭の中に音楽が流れ、自分が審査員となりその場にいるような錯覚に陥る。
文章が音を奏でられるのだということを、この作品が証明してくれている。

そして、もっと聞きたい(読みたい)という思い駆られ、分厚さが物足らなくなるほど、あっという間に読み進められる。

自分の奥底に眠っている感性が、文章とともに蘇る感覚が心地良い。

装丁も美しく、本棚にある宝物となる一冊だ。