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・野村公太

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・守本 桂子

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そのため、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の運営元であるSNS media&consulting 株式会社や、堀江貴文氏は当ブログの運営元ではございません。
堀江貴文イノベーション大学校の運営元から公式としての運営の許可は頂いております。

 

 

【書評】正しく運は「方程式」で上げられる!科学的に解説されてる『運の方程式 チャンスを引き寄せ結果に結びつける科学的な方法』

本書は、何と、科学的に運を高める方法を解説している。僕は、運と聞くと、非科学的なものと思うのだが、この本では違うらしい。多くの人も、運と聞くと、何となく占いっぽかったり、インチキ臭かったり、何だか自己啓発っぽくて怪しい、そんな感情が湧いてくると思う。ところが、この本はそんなことはなく、科学的な論文に基づいて解説されている、立派な実践書なのだ。僕自身、この本の内容をかなり使っている。この本、何が面白いかって、題名通り、本当に方程式があるのだ。しかも、ちょっと数学っぽい(笑)。まさにスッキリした式が書かれている。では、この本、更に面白いところは、一体どこにあるのだろうか?

まず、科学者がこの「運」に関することを真面目に研究しているのが面白い。まぁ、厳密に言うと、サイエンスライターである筆者が研究論文を隅々まで調べ、それを「運の方程式」と言う1つの体系立てた概念として提唱している、というところだ。ジャンルは、心理学である。んで、その方程式とは、こうである。「幸福=(行動×多様+察知)×回復」だ。数式好きの僕としては、ここまでスッキリしていることに惚れ惚れする。これは分配法則で、全ての項に「回復」がくっついてくるのがミソである。つまり、「行動の種類と回数を増やしていき、色んなことに気付くとその分上手くいかないことも増えてくる。なので、その度に回復、つまり立ち直ろうぜ!」ということになる。実に単純だ。問題は、この本の内容をどのくらいの人が本書の内容の何%を実践しているか、である。

この本の評価できる点は、その面白さも去ることながら、実践しやすいように、行動の項目が分かりやすくまとめられている点である。例えば、好奇心を上げる行動には、「新しいニュースサイトや新聞を読んでみる」「瞑想を1日5分はしてみる」など50種類もあると言うから驚きだ。更に、最初に「幸運スキル診断」という診断テストが付いていて、それで今の自分の運に関するスキルがどのくらいなのかを測り、どの技術をあげた方がいいのか、というのがわかる仕組みになっている。また、章の冒頭には各ゲームやアニメの格言が書かれている。そういう点でも、非常に読み応えがある。

筆者の鈴木祐さんは、無料で読める「パレオな男」というブログを書き、心理学や老化予防、栄養、運動についての知識を発信している。サイエンスライターで、日本一の文献オタクを自負しているほどである。Dラボでは、「かなりパレオな男チャンネル」というチャンネルで、無料ブログよりもかなり詳しく解説している。今まで10万本の論文を読破したのだとか。

なので、本書は、そんな科学に触れる格好の入門書と言える。是非、本書を手に取り、存分に知る喜びを味わって頂きたい。

参考文献
鈴木祐(2023)『運の方程式 チャンスを引き寄せ結果に結びつける科学的な方法』 株式会社アスコム

 

 

【書評】経済の見方を知る格好の入門書!『数字で話せ!「世界標準」のニュースの読み方』

まず最初に断っておくが、僕はニュースを見ない。嘘を言っていることが多く、意見の取り方は偏ってるし(そもそも意見は証拠にならないが)、更にネガティブな情報が多く、見るに値しないのだ。とはいえ、情報を得ることは大事なのだろう。情報は自分から掴みに行くものだが、そんな中でも本書では、数字をどういうふうに見れば、世の中の流れを効果的に掴めるのか、の基本が解説されている。どうせ見るなら、正確性の高い情報の見方で見たいだろう。見方が悪ければ、どんなに高度な分析しても、ゴミ同然だ。そんな事態に陥らないためにも、基本的な考え方が書かれているので、非常に参考になる。

まず、本全体が数学的な考えで構成されている事だ。本書には、「貸借対照表」だの「帳簿価格」だの色んな言葉が出てくるが、根本には数学的な考えで構成されている。数学的な考えは、僕が思うに、「パズル」だ。「データがこうなってる、ということはこうだよね?となれば、この戦略がいいよね?」という具合である。数学の証明なんかがまさにこれなのだが、これはまんま国の政治にも当てはまるらしい。例えば、「貸借対照表」。これは、資産、負債のバランスを見るためのものである。なので、「負債はこれだけで、資産はこれだけ。差し引いていくらある(純資産)」、というのを見て、財政状況を判断するとのこと。まさにパズルだろう。要は、知識を組み合わせて思考ができるのか、という話である。なので、そういう意味で本書は、数学の必要性を訴えている本だろう。

本書の中で最も同感なのが、「役人のせい/官僚のせい/国のせい」という思考停止である、という部分だ。当然の話だろう。本書には、「官僚も、ただ決まりに従って仕事をしている訳であって、人のせいにしても建設的では無い」、と書いてある。最もな話だ。僕も同じように考えている。そもそも、選挙で国会議員を選び、その議員が総理を選び、その総理が各省庁の大臣を選ぶ。総理も選挙で選ばれた国会議員から地位を上げたにすぎない。つまり、僕たち国民はその人を選んだのだ。選んでおいて、「国のせいだ」と言って、自分達は何もしないのはおかしな話だ。このように、本書は国の基本のきを教えてくれる本なのである。

 このように、知識を得ることは非常に大切だ。知識は僕たちの視点を、広げてくれる。この高橋洋一氏、現に機械や数学に精通している。また、歴史も大好きらしい。地政学の本すら書いている。そう言う意味では、幅の広い方だと言えるだろう。ぼくは、大学1年生の時に高橋洋一氏の本を初めて読んで、感銘を受けたのを覚えている。その時から「数学をやろう!もっと色んな知識を勉強しよう!」と決意したものである。

本書は、政治についてわからない人向けの入門書だ。自分の国のことなので、ぜひ読んで頂きたい。

書評者:大隈知広

参考文献
高橋洋一(2023)『数学で話せ!「世界標準」のニュースの読み方』エムディーエヌコーポレーション

 

 

【書評】一途な人より多重人格がマネジメントへの道『人は、誰もが多重人格』

誰に対しても応対を変えない人が素直でいいと評価される中、相手に合わせて人格を変えることの有用性を説いている。それこそが本当の意味で相手に共感し、理解レベルも合わせて対話するということ。

多重人格をマスターすると多くの効果を得ることができる。常に「(自分という)静かな傍観者」が客観的に自分を観察・アドバイスしてくれるため適切な意思決定や行動を実行できること。

個人的な学びとしては、プライドや自我が邪魔をして人間関係が良くなくなったり、素直に他人の幸せを喜べない自分がいるときに、人格を入れ替えることで対応できるようになると思った。

HIUにおいても多くの方が多くのコミュニティに参加していると思いますが、コミュニティの目的や参加者の年齢や性格等に合わせて微妙に自分のキャラ(人格)を自然と変えていたりしていませんか?それこそが多重人格の入り口で、マネジメントという経営者やリーダーになる第一歩になっていると思います。

 

 

【書評】お金をどう考えていけばいいのかを科学的に紹介!『収入の9割はマネースクリプトで決まる』

世の中、お金についての矛盾が多い。例えば、「お金は大事!」と言っておきながら、いざ収入について聞くと、「何でそんなこと言わなきゃいけないの!」と怒る、とか。1回は経験ないだろうか?他にも、お金ない!」とか言いながら、平気でお菓子やカップ麺などどう考えても体に悪いものや、服を買ったりしている、とか。パチンコをやっている人もいる。何でだろうってずっと疑問だった。「何でそんな選択をするの?」って。ところが、この本を読むとその「なぜ?」の答えに1歩近づく。この本は、研究論文をもとにして解説されているので、面白い。また、さらに謎が深まるという体験もできる、非常に素晴らしい本なのだ。

例えば「お金が無い」と言いながら、お菓子や服、ラーメンなどを買ってしまう。これは2つの特徴が混ざっているようだ。どうやらこういう人たち、「人生は短い」と思っているらしい。それと同時に、お金の不安から、認知機能が著しく低下している、ということも書いてある。「なるほどな」と思ったのと同時に、「んじゃ、お金が入った時には認知機能は戻るはずなのにそれでも変な買い物するのは何故?」という疑問も出てくる。確かに、人生は短いと思っているようだが、ではそれはどこから出てくるのだろう?このような形で更に疑問が湧いてくる。

もっと闇深く、非常に興味をそそられるのが、「お金が大事だと思ってるのにいざお金を聞かれると怒る」という現象だ。これがなかなかに不思議だ。単純に矛盾しているのと、一体どこから来たのだろう、と首を傾げる。が、これはどうやら親の教育が影響しているらしいのだ。親がお金についてこのように思っていると、子もこのように思ってしまうのだ。ところが、ここで疑問が出てくる。本屋に行くと、所狭しと資産形成本が売っている。実際に買っている人もいるだろうが、なぜ日本人の個人金融資産が増えず、このような「お金持ちは悪だ」みたいに考えているのか、という疑問だ。次から次へと出てくる。

このように、お金についての深い考えの入口になるのが、本書である。僕自身、この本を読んで、この考え方に近づけるように行動している。例えば、JR東日本の電車に乗ったらポイントが貯まるようにしたり、JALマイレージバンクとJALpay、JAL NEO BANK、JALウェルネスand トラベルに登録し、マイルを貯めやすくしたり、と。何か目に見える形で利益になるようにしている。

なので、一般的な学校教育を受けた人にはおすすめの本だ。是非、読んで欲しい。

参考文献
メンタリストDaiGo(2023)『収入の9割はマネースクリプトで決まる』KADOKAWA

書評者:大隈知広

 

 

【書評】世界史の講師が解説する太平洋戦争での政府の実情『「戦争と平和」の世界史 日本人が学ぶべきリアリズム』

争いは、人間として避けられるものではない。そもそも人間は動物であり、本能も持っている。争いの1つの形は、お互いか相手に敵意を向けて、武力衝突が起きた形である。縄張り意識もあり、自分が正義だとそれぞれが怒っている。が、その争いに至るまでに要素がいくつもあり、複雑な過程になっていることが多い。この本では、そんな様々な争いについてのことが書かれているが、僕達が学校で習わない、裏の事情を抱えたものが多く紹介されている。その1つが、太平洋戦争である。これほど込み入った出来事は無いと思っている。本書で面白かった、太平洋戦争周辺の出来事を紹介していく。ちなみに、教科書よりも面白い。

僕が驚いたことの一つに、石原莞爾(いしわらかんじ)という人物がいる。この人物は、満州事変を引き起こす判断をした張本人であるが、この人と東條英機が対立した話が書かれている。この石原莞爾、「帝国陸軍の異端児」と呼ばれるほど、鋭い人物であったようである。詳しくは本書に譲るが、とても戦略的且つ大局的に物事を見ていたようだ。それがもとで、上司の東條と対立し、東條は実績の高い石原莞爾を罷免した、などとも書かれている。そんな石原は、「中国になんて、進むな」と言っていたと言う。こんなこと、教科書には書いていない。そのような込み入った点をしっかりと書いていてとても興味深かった。

また、昭和天皇を入れたある話し合いの時に、アメリカと戦った場合の勝算を計算してきた人がいた話も、中々に深い。その時、既にアメリカには勝てる可能性が低い、という結果が出ていたと言うが、東條だけが、実は意義を唱えていたらしいのだ。「勝てると思ってる根拠はどこにあるのだ」と迫る昭和天皇に対し、「陛下、お言葉ですが、実戦では何が起こるか分からないのであります」というような内容の言葉を発した、と書かれていた。もしこれが事実なら、これまた教科書は一切触れておらず、習ったものより遥かに複雑な出来事となる。

このように、本書では、争いに対して僕たちが知らないであろうことが、沢山書かれている。この本、実は駿台予備校の講師が書いたもので、どうやら世界史を、教えてるのだという。資料に基づいて書かれているらしいので、一応の信憑性はありそうだ。

このように、別の視点から争いを眺めてみるのも、面白いので、是非ともご一読をおすすめする。

参考文献
茂木誠(2019)『「戦争と平和」の世界史 日本人が学ぶべきリアリズム』TAC出版

※この書評は、参考文献に基づいた僕の主観であり、真偽を保証するものでは無い。また僕は、戦争を擁護してる訳でもなく、反対の立場である。それを前提に読んで欲しい。

書評者:大隈知広

 

 

【書評】薪をあらゆる視点から徹底解説!『薪を焚く』

本書は、薪について多くの視点から解説した本である。舞台はノルウェーで、薪が盛んらしい。実は、ノルウェーは薪大国で、一種の産業にもなっているらしい。普段、薪のことなんて全然考えたことがなかったので、かなり新鮮な気持ちで読むことができた。薪に関する法律や実験など、多数の視点から書かれている。驚き多いこの本だが、特に驚いた点がある。

1つ目が、チェンソーと斧だ。チェンソーは、大きい音を出して、木を切る機械。田舎ではよく聞く音である。ノルウェーでは、薪を作るのに、まずチェンソーや斧を吟味するところから始まるらしい。実際本文には、車の車種を選ぶかのように、チェンソーや斧を用途によって選ぶ、みたいなことが書かれていた。これがまた新鮮。様々な会社がチェンソーを出しており、同じでは無いらしい。同様に、斧も、先端の形状が、種類や会社によって異なったり、切り方が違ったりしているとの事。初心者用の斧、なんてあるみたいだ。

また、法律で薪の燃やし方か決められているのが、斬新である。というのも、ノルウェーは、環境に厳しく配慮しているらしく、何と薪に関する大学の実験まであるようなのだ。これには驚きだ。具体的には、気に含まれる水分の量で、煙に含まれる有害物質の量や種類が変わるというのだ。そして、どのくらいの水分量なら燃やしていいのかを、法律で決めているのだと言う。極めて、薪に関する仕組みや制度が手厚い。恐らく、雪が降り、我々が想像する以上の寒さがあるのだろう。その中で先人たちは工夫したのかもしれない。

この本、他にも色々紹介されている。精神面でのメリットだったり、薪職人の紹介だったり、薪の積み方だったり。ここまであることには本当に意表をつかれた。いつか、行ってみたいものである。

自然が好きだったり、ログハウスに住んでる人には、参考になる内容だろう。

参考文献
ラーシュ・ミッティング(2019〜2020)『薪を焚く』浅田千恵(訳) 晶文社

書評者:大隈知広

 

 

【書評】「知を愛する」とは何だろうか?『エウテュプロン/ソクラテスの弁明/クリトン』

この本は、哲学書なのであるが、固い本ではない。学問の基礎となり、今の僕らでも充分に活かせる内容として書かれている。本書に登場する「ソクラテス」という哲学者は、「無知の知」というのを体現している、非常に優れた人物だ。本書では、その美しさが滲み出ている。僕自身この本を読んで、非常に感銘を受け、楽しんで読むことが出来た。今回は、何故面白いのかを、書いていこう。

この本(特にエウテュプロン)でのソクラテスの言葉は、大雑把に3つの構成要素に分けることができるのだ。それは「問い」「大局的視点」「論理」である。例えば、「エウテュプロン」で、「敬虔(けいけん)とは何か」とエウテュプロンという登場人物に聞いた際には、ソクラテスは論点ずらしを質問によって指摘している。これは、この3つがないとできない事だ。何と言っても、これが紀元前の出来事であり、今の現代の科学の考え方に発展している。その元となった要素を、この本で体感できるのだ。その点で、どっぷり浸かることができる。

また、この本の面白い点として、「何を伝えたいのか簡単には掴めない」ことが挙げられる。通常、本では答えを探すために読んだり、トントン拍子で進む小説を読むだろう。しかし、この本によれば、ただ対話やソクラテスの一人語り(ソクラテスの弁明)が書かれてあるだけだ。つまり、自分でポイントを作り出す必要があるのだ。ポイントとしては、「知を愛する」を「問い」の形で表していることだろう。少なくとも僕はそう感じている。例えば、「エウテュプロン」と言う話では、「敬虔とは何か」を対話で迫っていく。が、その明確な答えは出てこないのだ。逆にそれが、知的刺激である。その点で見ると、より高速が求められる現代にはうってつけの書物だ。

哲学書の中でも比較的読みやすく、現実世界にも活かしやすい。何より、「知」について、深く入り込むことが出来る。物事を深堀したい人や、哲学的なことが好きな人にとっては、かなりおすすめの本であろう。

この本は、僕の思考法にかなり近い。また、ビジネスにも役立つかも知れない。そんな画期的な本なので、ぜひご一読頂きたい。

参考文献
プラトン(2017訳)『エウテュプロン/ソクラテスの弁明/クリトン』朴一功・西尾浩二(訳) 京都大学学術出版会
※本書は2017年に発売された訳書です

書評者:大隈知広

 

 

【書評】何故長期的な視点が大事なのかを改めて説く『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』

本書では、「長期的な見通しを持って行動するのが大切だよ!」というのを、具体例をふんだんに集めて解説している。この本の内容は、僕にとって、当たり前すぎるくらい、当たり前の内容が書かれている。僕自身筋トレや毒女、数学、物理学の勉強、瞑想を散々続けてきた。そもそも、何かを始めたり続けたりしてると、思い通りにいかないことが多いから、失敗咎めたってしょうがないじゃん、と思うのだが、どうやら世の中は違うらしい。この本を読んで、改めてそれを感じた。

この本でのポイントとして、まず具体例を沢山集めている、というのが挙げられるだろう。つまり、筆者の思いつきではない、ということだ。より説得力を持たせるために、多くの人の出来事を載せているのだろう。そんな彼ら全員に共通している点が、「長い間、失敗してもひたすらにやり続けたこと」である。つまり、この本が伝えたいことと言うのは、「失敗を再定義する」という項目があることからも考えて、「1度上手くいかなかったくらいで、やめるなよ。まだまだゲームは始まったばかりだぜ」であると思う。

また、全員では無いが共通する点がある。それは、思わぬ偶然で何かを手に入れている点である。例えば、夕食会を開いた時にプロジェクトを頼まれる、ニュースレターを書いていたら本の執筆の依頼が来た、などである。これは、僕自身経験があるので、非常に納得する話だ。つまり、自分から質の高いコミュニティに飛び込んでいくと、能力を思わぬ形で拾う人がいる、ということらしい。ではどうするのかと言うと、自分の能力を使って、何かしらの価値を提供し続けることらしい。これは非常に共感している。要は、自分から何か施すことが、自分でも予想しなかったリターンを得られることがある。アダム・グラント教授も言うように、「何かを与える人は、与える相手さえ間違えなければ、頂上に行ける」である。見返りを期待することなく行動するのが重要らしい。

そういうことを踏まえての「長期的な視点」というふうに筆者は伝えている。僕は元から「大局的に見る」「将来的な見通しを感じながら、頭の中で見ながら戦略的に生活している」ので、分析的な書評にした。しかし、これを意識していない人からすると、目からウロコの本であろう。僕自身、再度確認するいい機会になった。

よって、1度この本を読むことをおすすめする。

参考文献
ドリー・クラーク(2022) 『ロングゲーム  今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』 桜田直美(訳) ディスカバー・トゥエンティワン

書評者:大隈知広

【書評】未来を見据えて行動『不動産IQの魔法』

 

著者の幼少期は、風呂なし市営住宅で暮らす母子家庭で、経済的に厳しい環境だったため高校は給料をもらいながら学べる全寮制の陸上自衛隊高等工科学校
しかし、その高校も中退。その後も順風満帆とはいえない社会人のスタートだった。
紆余曲折を経て不動産業界に飛び込んだあと、仕事に真剣に向き合ったことで頭角を現し、不動産投資のスキルを磨きながら収入を着実に増やしていった。

本書では、以下のような実践的な内容が紹介されている。
・タネ銭の貯め方
・条件の良い融資の受け方
・優良物件の見極め方
・自分の能力以上の力を発揮する方法
・悪徳業者との距離の取り方
さらに、6年で33億円の資産を築いた塾生の成功例も取り上げられており、読者にとって非常に参考になる。

著者が常に心がけているのは、「理想の10年後の自分になるために、日々正しい選択をしているかどうかを自問自答すること」。
無数の選択肢がある中で、選んだ道が未来の自分や家族にどのような影響を与えるのか。
そして、その選択が本当に幸せにつながるものなのかを想像しながら、日々を積み重ねていくことが成功への鍵だと説いている。

不動産投資に興味ある方はもちろん、人生を好転させたい方に一読してほしい書籍である。

著  者:末岡由紀
発売日:2024年11月29日
メディア: 扶桑社